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キリスト教禁教政策の強化、そして鎖国のきっかけとなった
島原・天草一揆 終焉の地「原城」 (長崎県南島原市)。
2018年 世界文化遺産に登録された
『長崎と天草地方の潜伏キリシタン遺産関連』の構成資産のひとつ、
「原城跡」を海上から望むショートクルーズを体験してきました!
◆【おさらい】島原・天草一揆とは・・・
1637年、領主の圧政に苦しんでいた島原・天草地方のキリシタンを含む農民2万数千人が、
16歳の天草四郎時貞を総大将として武装蜂起。
最後には廃城となっていた原城に立てこもり88日間の籠城戦を繰り広げるも、
総勢12万人の幕府軍に鎮圧された事件。
一揆後キリスト教禁教政策が強化され、「鎖国」へと歩みを進めるきっかけとなりました。
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「で、なぜ海から見るの?」
と思うでしょ?
原城は三方を海に囲まれた丘に建つ要塞的な「海城」で防御に適していたため、
農民一揆にも関わらず幕府軍は手こずり、なかなか陥落させることができなかったのだとか。
というわけで、原城の立地の特徴や
一揆の際の海からの攻防戦の様子をイメージするには
陸(現地)とあわせて「海から見る」のが最適なのです!!
私自身、原城跡は何度も訪れたことがあるのですが、
海から見ると目からウロコ。
「原城は海と陸の両方から見なきゃイメージが湧かない」といっても過言ではないかも。
そのくらい新鮮で多くの学びがありました。
海上・陸上ともに地元の歴史を知り尽くしたガイドさんが詳しく案内してくれるし、
個人的に超おすすめです!!
(画像をクリックすると拡大します)
◆プランは3種類
【Aコース】 船上 ガイド 税込4,200円 (所要時間:約1時間)
【Bコース】 船上+原城跡 ガイド 税込4,700円 (所要時間:約2時間)
【Cコース】 船上+原城跡 ガイド 昼食付 税込5,700円 (所要時間:約3時間)
今回私はCコースを選択。
① 海から「原城跡」を見たあと
② 陸に上がり本物の「原城跡」を散策、
③ ランチをいただく
という満喫コースです。
① 船に乗って海から原城跡を遠望
ツアーの集合場所は原城跡近くにある「浦田漁港(原城遊漁船組合漁港)」。
受付を済ませたら遊漁船に乗り込みます。
島原半島の心地よい海風を感じながら地元に詳しい専任ガイドさんの案内で
島原・天草一揆終焉の地「原城」の歴史に思いを馳せる約40分間のショートクルーズがスタート!
この日案内していただいたのは、南島原ガイドの会「有馬の郷」の内山哲利さん。
遊漁船で原城跡のまわりをゆっくり周遊しながら
ガイドさんの話に耳を傾けると、
一揆当時の様子をリアルに想像することができてワクワクします!!
磯の香りと春風が心地良い!!
三ノ丸跡付近の浦田漁港から出発した船は原城跡の敷地に沿うように進みます。
左端が本丸跡、右側が二ノ丸跡
ガイドさんの案内にあわせて
このあたりの海域に詳しい船長さんが至近距離まで船を寄せてくれるので
じっくり見学できるのが嬉しい。
本丸跡の裏手にぐるりと回りこみます。
ゴツゴツした岩肌の地質までよく見えます。
ガイドさんの話によると海抜30mの小高い丘の上に建つ原城には、海に面した入口が3ヶ所あり、
主にそこから物資を搬入搬出していたのだとか(それに対して陸に面した入口は1ヶ所のみ)。
また一揆当時、海岸から本丸に続くトンネルが掘られていたこともわかってきました。
海側から望むと立派な櫓門がそびえ立ち、
ひときわ高い位置に建てられた天主は灯台の役割も果たしていたと考えられているそうです。
離れた場所に移動して全体を見渡してみましょう。
【原城は三方を海に囲まれた丘に建つ要塞的な「海城」】
ガイドさんの話によると、
原城は南蛮貿易で莫大な富を得ていたキリシタン大名 有馬晴信がその全盛期に
本拠地である「日野江(ひのえ)城」の支城として作った城。
築城の目的は当時南蛮貿易が行われていた口之津(くちのつ)港から小舟で
南蛮渡来の文物を運び込む倉庫として活用するためだったといいます。
その後、時は流れて1637年に勃発した島原・天草一揆の際に一揆軍が籠城先に選んだ理由は、
防御に優れた「海城」だったから。
一揆の際、幕府軍は船を並べて海からも攻めてきました。
長崎奉行からの要請で出動したオランダ船からは大砲が地響きのような音を立てて放たれたといいます。
それでも一揆軍は原城の防御に優れた「海城」の利を活かし、
12万人もの幕府軍を相手に88日間に渡り籠城戦を繰り広げることができたんですって。
つまり原城、そして島原・天草一揆について理解する上で
重要なポイントは「海城」という立地的特徴。
だから船に乗って様々な角度から見てみるとその特長がよく分かるし、
反対に現地で陸からだけ見ただけでは当時の様子をイメージしにくいのです。
※原城跡と主要ポイントとの距離
有馬氏の本拠地「日野江城跡」(写真右方向)から約3km、
南蛮船が着く「口之津港」(写真左方向)から約7km、
一揆の談合が行われた「湯島」(写真手前方向)から約7km。
全て船上から遠望することができます。
【幻の島】
ちなみに原城跡の沖合い約300m、この遊漁船のルート上に1km程の浅瀬があるのですが、
なんとこちらは世界に3ヶ所しかない「リソサムニューム礁」という貴重な海洋生物(藻の一種)でできた島。
春から初夏にかけての大潮の時期にのみ海面に顔を出すので、
タイミングが合えばこのツアーで併せて見学・上陸できるそうです!
1度で2度美味しい企画なのでぜひチャレンジしてみては?
珍しい海の生物に出会えるかも。
(⇒詳しくはこちら)
② 陸に上がり「原城跡」を歩く
船を降りたらガイドさんと一緒に無料シャトルバスに乗って実際の原城跡に向かいます。
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【 続きはこちら 】
◆テレビ放送のお知らせ
【3/14 ブラタモリに原城跡が登場します!】
3月14日(土)放送のNHK「ブラタモリ」のテーマは
「島原・天草 ~なぜキリシタンは250年も潜伏できた?~」
世界文化遺産になった天草・島原をタモリさんがブラブラ歩いて「潜伏キリシタン」の秘密を解き明かします!
放送日時:2020年3月14日(土)19:30~
https://www4.nhk.or.jp/buratamori/x/2020-03-14/21/19884/2009160/
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