| くんち三八六年展

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今年の長崎くんちは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため「中止」…。
嘆き悲しむくんちファンの皆さまに朗報です!!

長崎歴史文化博物館では、例年どおり、いや例年よりもパワーアップして「くんち展」を開催中!
江戸から昭和にかけて各踊り町で使われた衣装や傘鉾飾りなどの「長崎くんち関連資料」をじっくりと堪能することができます。

というわけで、喜び勇んでお邪魔してきました。

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(刺繍入獅子舞唐子衣装 大正~昭和期)

担当学芸員さんの話によると、展示資料は例年の約2倍の約70点、展示スペースは例年の約1,5倍。
そのため例年はその年の踊り町(奉納踊りを担当する町)中心の展示ですが、今年はそれにとらわれず幅広い展示をしているとのことです。

 

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かつて中止・延期になった長崎くんちコーナー

私が最も興味を持ったのは、江戸時代以来、様々な理由で中止・延期になった長崎くんちについて知らせる新聞記事や古文書を集めたコーナー。

上の写真は、明治時代にコレラの影響で奉納踊りが中止になったという内容の新聞記事です。
(東洋日の出新聞 明治35年10月29日)

今年は新型コロナウイルスの影響で中止になりましたが、過去にも伝染病の影響で中止や延期になった例はあったのですね。

他にも、関東大震災や西南戦争、ちょっと面白いところでは「出席予定だった長崎奉行が到着できなかったから」などという様々な理由で中止や延期になった歴史があり、それらの貴重な資料をわかりやすい説明パネルと共に見ることができます。

一年延期だけでなく年に2回開催されることもありましたが、興味深いのは開催日は「7日と9日」または「27日と29日」など、本来の開催日である「7日」と「9日」に関連する日にこだわって催行しているということ。
(現在は「7、8、9日」の3日間開催ですが、中日は行われなかった時代もあるようです)

くんちの語源は、旧暦の9月9日を重陽(ちょうよう/縁起の良い数字である9が重なる)の良き日として祝う中国の風習が日本に伝わり、9日(くにち)をくんちと読んで祭礼日の意味としたとする説が一般的なので、その伝統を守ったということなのでしょう。

ちなみに長崎くんちが中止になるのは、第二次大戦後は昭和63年の昭和天皇崩御以来なのだとか。

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明治から昭和にかけてのくんち関連写真もたくさん展示されています。

こちらは戦前の椛島町・太鼓山(コッコデショ)。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため「三密」を回避している今日から考えると、観客席はちょっと心配になるほどの人口密度ですよね…。

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このパッチワークのようなものは、江戸時代に描かれた西濱町の傘鉾垂れの下絵。
(長崎くんちにおける傘鉾とは、演し物の先頭に立つ「町印し」であり象徴。いわば豪華プラカードのこと。)

中国・蘇州の名勝十八景を長崎の画家が描いたものですが、下絵を様々なかたちにカットしているセンスがユニーク(江戸時代なのに。特に右から3つめなんてお化けのような形ですよね)。
実際に傘鉾として使用される際、垂れは筒状に装着されるので、絵の部分を全てまとめて平面で鑑賞できるこちらは下絵自体の美しさをじっくり鑑賞できる貴重な展示といえます。

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また西濱町の傘鉾関連展示で気になるのが、傘鉾の「輪」部分に記される町名の下絵を、たまたま長崎を訪れたスウェーデンの北極探検隊隊長に書いてもらっている点(上写真)。
しかも「Nishihamanomachi」という町名の下にそれと同じ大きさでノルデン・シュケウルド隊長の名前が書かれているのが興味深いです。
当時から「今話題の人」にサインを貰う習慣があったのかもしれませんが、それにしてもサインの主張の強さが気になります…。

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また今回は当博物館に「くんち関連資料」として収蔵されているものの、「いつ、どこの町で使われたのか不明な謎の資料(漆塗りの箱に翁とオカメの面や絵図)」が初公開されています。

「これが何か分かった方はぜひ教えてほしい(By- 担当学芸員)」とのことなので、情報をお持ちの方はぜひ博物館に御一報を。

同展は常設展のチケットで観覧可能。
当博物館の常設展は二ヶ月に一度ほどのペースで展示内容が入れ替わるので、リピーターの方も新鮮な気持ちで楽しめますよ。

そうそう、常設展示室の歴史文化展示ゾーン内にある復元された江戸時代の町屋では、長崎くんちのしつらえと歳時料理が展示されていて、くんち気分が高まること間違いなしです!!

今年の奉納踊りは中止ですが、この展覧会で長崎くんち気分を味わってみては?

 

【くんち三八六年展】

会期/ 2020年9月2日(水)~10月11日(日) ※休館日:9月14日(月)
会場/ 長崎歴史文化博物館3階展示室
時間/ 8:30~17:00(最終入館30分前)
観覧料/ 常設展観覧料でご覧いただけます
大人630円(500円) 小中高校生310円(250円)
※長崎県内の小中学生は無料、( )内は15名以上の団体料金
公式HP/ http://www.nmhc.jp/

※新型コロナウイルス対策のため、入口で検温・消毒を行い、チケットカウンターで名前と連絡先を記載していただく必要がありますので、ご協力をお願いします。

 

【おまけ】

博物館から長崎港が一望できる立山に抜ける曲がりくねった坂道は、なんと車道の真ん中に突如大木群が現れるエキサイティングロード(通称「六角堂」と呼ばれる道路です)。
地元の人が大木の脇をすいすいと車を走らせる様子は一見の価値ありです!
しかし、なぜ大木群が道路の真ん中に??

⇒謎を解くミニ動画はこちら

 

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