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夕陽が美しいキリシタンの里として知られる長崎市外海(そとめ)地区

明治12年、外海地方の主任司祭として赴任してきたフランス人宣教師「ド・ロ神父」
地元の人からは「ド・ロさま」と慕われています。

ド・ロ神父が外海での布教、教育、生活向上の場として建設した「旧出津(しつ)救助院」
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平成19年からの保存修理工場を終え、今年4月に開館しました。
世界遺産暫定リスト入りしている「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」構成資産の一つ
柱やガラス、瓦など130年前当時のものを使い、当時の状態に忠実に修復を行いました。

禁教令が解かれてわずか6年後に外海にやってきたド・ロ神父は、布教をはじめ
この地域に住む住民の福祉と生活向上のため、様々な計画を立てました。

最も大切にしていたのが「家庭」
特に母親の影響力に勝るものはないと、女性教育を率先して行いました。
母から子へ、信仰や教えが代々受け継がれるようにとの思いがあったそうです。

国指定重要文化財である「授産場」
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1Fは作業場で、当時は50数名の女性がここで織物・染物やそうめん製造、醤油やパン、
かんころ作りなどを行っていました。

当時使われていた道具が残っており、ド・ロ神父の自筆と思われる筆跡も!
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床下には芋を保存する貯蔵庫も
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今でも実際に使用でき、ちゃんと芋の保存ができるそうです。

こちらは茶煎り釜
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ド・ロ神父が開墾した畑が今でも残っており、当時から畑にはお茶の木も植えられています。
5月はじめには一番茶の茶摘みが行われ、この釜を使って茶もみ体験も行われました。

国指定史跡でありながら、ただ単に施設の見学ができるだけでなく、ド・ロ神父や当時の人たちの
仕事を体験できる施設でもあります。

授産場の2Fは祈りの場所
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ド・ロ神父がフランスから取り寄せたオルガンは音が出るものは日本に2台しかないという貴重なもの!
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時計もフランスから取りよせたもので、今でもちゃんと動き、時報を知らせます。
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当時と同じ音を今でも聞くことができます。

2階の窓からは出津教会が!
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当時と地形がほとんど変わっていないこの地域。
ド・ロ神父や授産場にいた女性達が同じ景色を見ていたと思うと感慨深いですね。

旧出津救助院にはボランティアガイドさんが常駐しており、お一人様からでも案内をしていただけます!
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ガイドのみなさん、この地域で生まれ育った方達
家族や地域の方が受け継いできたド・ロ神父の精神・想いを伝えることで、また次の世代に
想いを受け継いでいきたいとお話されていました。
 
・ド・ロ神父の想いを伝える場
 ・みなさんの心の支えとなる場
旧出津救助院は本当にのどかで静かで癒される場所です。
どうぞゆっくり時間をとってお出かけ下さい。

旧出津救助院
住所:長崎市西出津町2696-1
電話番号:0959-25-1002
開館時間:火〜土曜:9:00〜17:00(最終受付16:30)日・8/15・11/7・12/25:11:00〜17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、12/29〜1/6
入館料:大人/300円、中高生/200円、小学生/150円
※館内は撮影禁止です。特別に許可をいただいて撮影しています。

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