体に真っ黒いススを塗りたくった締め込み姿の男衆が
3mもある巨大草履に若い女性を次々に放り上げ
何度も「わっしょい」と胴上げщ(゚▽゚щ)!!!
五島市下崎山地区に伝わる「ヘトマト」は、
歴史、由来などについて全く不明という謎の民俗行事。
現在では毎年1月の第三日曜日に行われています。
豊作・豊漁・子孫繁栄などを願ういろいろな行事を一度に行う奇祭で、
国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
日本三大奇祭の1つにも数えられる「ヘトマト」を、
体験してきました~ヾ(●゚ⅴ゚)ノ
まずは白浜神社で宮相撲からスタート。
青年団VS消防団の熱く、それでいてコミカルな戦いが繰り広げられます。
相撲が終わると集落に「カン!カン!」と祭り開始を告げる「時の鐘」。
御幣を先頭に、集落の役職者たちの行列が続きます。
・・・・・・っと、ここで突如としてユニークな「羽根突き」が開始。
崎山地区でこの一年間に結婚した新婦2人が晴れ着を着て、
なぜか酒樽の上に載って羽根突きラリーを展開するのです!
5回以上続けば子宝に恵まれるんですって☆
優美な羽根突きが終わると一転!
体に「ヘグラ」と呼ばれる黒いススを塗りたくった締め込み姿の男衆が登場し、
見物客にも容赦なくススを塗りつけて回りますщ(゚▽゚щ)!!
集落に響く悲鳴と歓声(笑)
「ヘグラ」とはかまどに付くススのこと。
かまどを使わなくなった現代でも、この祭りのためにかまどのススを採取するのだとか。
ヘグラを付けられると幸運に恵まれるのだそうです!
「みんなまっ黒で、むしろススを塗られていない方が目立っちゃう~☆」
なあんて思っていたら、
私も背後から「ヘグラ」の洗礼を受け顔中まっ黒になりましたヾ(゚д゚)ノ゛
ここでガチンコ勝負の「綱引き」がスタート!
この日の気温は3度!さらに雨で凍える寒さだったにも関わらず、凄い熱気!!
青年団と消防団に別れ、豊作と大漁を占います。
綱引きが終わったかと思うと、
ラグビーのような「玉せせり」がスタート。
しっぽの付いた大きな藁玉を激しく奪い合いますщ(゚▽゚щ)
あやうく頭の上に落ちてきそうな大迫力!
いまでは青年団と消防団(中学生も含む)の対戦ですが、
昔は漁業を行う「浜方」と農耕を行う「里方」に別れて対戦を繰り広げ、
それぞれのテリトリーまで「逆トライ」を決めたほうが勝ちだったのだそうです。
最後は未婚の若い男子がこの藁玉を海に投げ入れて終了。
その役をした男子は、良縁に恵まれたのだとか。
しかし次から次に、かなりハードなお祭りです!!
さぁ、いよいよメインイベント!!
長さ3m、重さ350kgの巨大草履の巡業が近づいてきました!!!
トラックに乗せられて登場・・・。
この続きは次回のお楽しみ☆
※1/20続きをアップしました↓
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